バケキツネ
僕は品行方正頭脳明晰容姿端麗焼肉定食な完璧超人ですが、たまに、いや割と頻繁に自分は頭のおかしいやつだと思い込みます。
根は臆病で人からどう思われているかをかなり気にするめんどくさいやつなので、しゃべるときも、考えを伝えるときも、何をするにつけても顔色をうかがっちゃうダメ人間です。冒頭で完璧超人って言ったのはかろうじて嘘です。本当に昔っから僕が何かをしたときにみんなが(なんだコイツ・・・)みたいな顔をしているのを見るのが存在を否定された気がして死ぬほどつらいんですよ。考えすぎですかね笑
だから僕はたまに自分に嘘をつきます。僕は頭がおかしくてみんなもそれを知っているから何をしても何を言ってもみんなが訝しんでもそれが普通なんだって。そうすると僕はなんでも言えるようになります。変なことだって腹踊りだってできちゃいます。キチガイは何をしても許されますから。そうやってどんどんどんどん自分に嘘をつくようになったバケキツネの僕はだんだん何が本当で何が嘘かどれが自分なのかわからなくなります。
たまに本心を隠すのが上手だなって思う人がいます。もちろん大学の中にもいますよ笑
でもそういう人はちょっと心配になります。この人もバケキツネなのかなって。
自分をだまし続けると感覚が麻痺しだして世界がだんだん灰色に見えてきます。僕はそんな世界に住みたくはないんですがそうしなければ僕はたぶん住む世界がなくなってしまうのでスプラトゥーンのように世界を灰色に染め上げます。
いつか、一か所でも色鮮やかに染められる場所を見つけられるといいなぁって思います。
読み返してみたら完璧超人でもバケキツネでもなくただの恥ずかしいポエマーだったから頭抱えてる。